江副クリニック 筑紫郡那珂川町 内科(消化器科・呼吸器科・循環器科) 小児科 眼科 の『江副クリニック』  http://www.ezoe-cl.jp/  

HOME 福岡市南区 那珂川町 春日市
診療のご案内 福岡 那珂川 南区
今はやっている病気   内科・小児科・眼科
院長挨拶・スタッフご紹介
院内と機材 アクセス
お問い合わせ
画像から診断します
検査値の読み方
役立つ豆知識 福岡 那珂川 南区
よくある症状と対処法
予防接種について
新型インフルエンザ
ヘルパンギーナ
手足口病
はしか(麻疹)
役に立つ豆知識2
みずぼうそう(水痘)
咽頭結膜熱・プール熱(アデノウイルス感染症)
風疹(三日はしか)
伝染性紅斑(りんご病)
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)
とびひ(伝染性膿痂疹)

役に立つ豆知識3
子供のよくある病気2
子供のよくある病気
溶連菌感染症
女性の病気
元気に人生を送るために
高血圧
糖尿病
高脂血症
気管支喘息
咳喘息
大人の病気

こどもの症状と対処法 春日市 那珂川 那珂川町 南区
      こどものよくある病気

HOME > こどものよくある病気

  BS(グルコース 血糖)
詳細説明 BS(グルコース 血糖)検査
糖尿病 糖代謝を評価します
●BS(グルコース 血糖)の異常となるメカニズムは?
高血糖はインスリン分泌がへる、インスリンが効きにくくなるなどにより、肝臓から糖がたくさんつくられるなどによります。また、インスリンの作用を抑制する(グルカゴン、アドレナリン)下垂体ホルモンにより血糖の上昇します。高浸透圧性昏睡時には、ブドウ糖の腎からの排泄障害も加わります。  低血糖は、摂食時のインスリン過剰分泌や膵島β細胞腫瘍、インスリン過剰投与などのインスリン過剰状態で起こります。また、空腹時に肝で糖が作られなくなったり、末梢での糖利用の亢進、アルコール摂取やコルチゾール不足などによっても低血糖をきたします。
●糖尿病学会の診断基準
糖尿病の診断
@空腹時血糖値≧126mg/dLまたは75g糖負荷試験(75gOGTT)2時間値≧200mg/dL
A随時血糖値≧200mg/dL であれば糖尿病型とする。 B空腹時血糖値<110mg/dLかつ2時間値<140mg/dLを正常型とする。 Cどちらにもあてはまらないものを境界型

血糖の異常

●60mg/dL以下(高度低下)
[高頻度]
インスリン・経口糖尿病薬の使用、反応性低血糖(ダンピング症候群) 
[可能性]
膵β細胞腫、インスリン自己免疫症候群、下垂体機能低下症、副腎機能低下症、甲状腺機能低下症、肝腫瘍、アルコール性低血糖、糖原病(T、V、W型)、ロイシン過敏症、果糖不耐症 
[対策]
早急にグルコースの投与を行い、糖尿病治療の有無、服薬中の薬剤(特にインスリン、SU剤の使用歴)、食事時間の関係、運動との関係を分析する。膵β細胞腫などを疑うときはインスリン値、血糖との関係を明らかにし、成長ホルモン、ACTH-副腎系の分泌不全を疑うときは各種ホルモン測定ならびに負荷テストを行う

●110mg/dL以上(軽度上昇)
[高頻度]
2型糖尿病、1型糖尿病、境界型耐糖能異常 
[可能性]
胃切除後、甲状腺機能亢進症、Cushing症候群、褐色細胞腫、グルカゴノーマ、急性膵炎、慢性膵炎、膵腫瘍、異常インスリン血症、医原性高血糖、食事摂取後 
[対策]
グリコヘモグロビン、IRI、尿中C-ペプチド、糖負荷試験(75gOGTT)などの測定を行う。糖尿病以外が疑われるときは、各種ホルモン検査や画像診断を行う

●126mg/dL以上(空腹時血糖)●200mg/dL以上(随時血糖、中等度上昇)
[高頻度]
2型糖尿病、1型糖尿病 
[可能性]
上記疾患を含む 
[対策]
グリコヘモグロビン、IRI、尿中C-ペプチドなどの測定を行う。糖尿病以外が疑われるときは、各種検査を行う
●400mg/dL以上(高度上昇)
[高頻度]
糖尿病、糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン性高浸透圧性昏睡 
[対策]
尿中ケトン、浸透圧などの測定を行い、早急に血糖を下げる処置を行う

高血糖の診断
●緊急処置
 高血糖が著しく、脱水の合併も疑われれば血管を確保し、ひとまず生理食塩水の輸液を開始します。一方で血糖値のみ ならず、血液化学特に血中電解質、動脈血ガス分析、血・尿中のケトン体を測定する。ケトーシス・ケトアシドーシスの存 在が確認されれば、水溶性(速効型)インスリンを生理食塩水とともに経静脈投与する。

●診断のチェックポイント
 高血糖は何らかの原因で血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が上昇した状態で、一般にはインスリン分泌低下とインスリン 抵抗性のいずれか、あるいは両者が合併する糖尿病でみられる。食後の一過性高血糖は、境界型糖尿病やステロイド糖 尿病のほか、甲状腺機能亢進症やダンピング症候群でもみられることがある。  直接的あるいは浸透圧利尿による脱水に引き続く血清浸透圧の上昇で口渇感を招くことがあるが、このような場合の血 糖値は300mg/dl以上のことが多い。
【1】バイタルサイン(血圧、脈拍、呼吸数、体温)、意識状態のチェック
これにより緊急処置の必要性をまず診断する。緊急性がなければ問診、診察、諸検査を行い、高血糖の程度と基礎疾患 の鑑別診断を行う。
【2】問診
@高血糖の程度と状況(食事摂取の有無および摂取時間との関連性)。
A口渇感の有無と程度(特に食後)
B基礎疾患(糖尿病、甲状腺機能亢進症)とその家族歴、手術歴(胃切後など)
C薬物の服用歴(ステロイド、気管支拡張薬、利尿薬など)
【3】身体所見
@体重の変化:最近急激な減少があれば、糖尿病や甲状腺機能亢進症の悪化による高血糖を疑う。
A多尿の有無:特に夜間尿
B舌、口腔粘膜の乾燥の程度 C皮膚の乾燥(脱水を伴う場合)、ツルゴール、発汗の程度(甲状腺機能亢進症の場合は湿潤) D意識レベル:糖尿病性ケトアシドーシスや非ケトン性高浸透圧性昏睡の重症例では傾眠や昏睡などを呈する。
【4】検査所見
@尿検査(尿量、尿比重、尿浸透圧、糖、蛋白、ケトン体、尿沈渣)
A血液化学(血糖値、BUN、クレアチニン、Na、K、Cl値、ケトン体)
B検血(RBC、Hb、Ht、WBC)とCRP
C動脈血ガス分析(PO2、PCO2、SO2、pH、HCO3-濃度)

●高血糖を招く疾患と頻度
【1】糖尿病(軽症や境界型糖尿病では食後高血糖のみが観察されることがある) 【2】甲状腺機能亢進症やステロイド糖尿病では食後高血糖に始まり、病勢の進行とともに空腹時高血糖が生じる。
【3】胃切後のダンピング症候群の一症状としての高血糖も食後に観察される。

●鑑別のポイント
【1】食後血糖値で200mg/dl以上そして(または)空腹時血糖値で126mg/dl以上であれば、原因のいかんを問わず、糖尿病 ⇒ による高血糖と診断できる。しかし、内因性インスリン分泌能の評価や今後の治療の進めかたを決めるために75gブドウ糖負荷試験を行うことが多い(高度の高血糖の際は控えることが望ましい)。
【2】甲状腺機能亢進症 ⇒ や胃切後のダンピング症候群では高血糖に引き続いて低血糖をきたすことがあるが、75gブドウ糖負荷試験を3〜4時間後まで延長して行うと、続発する低血糖の診断とともにその好発時間帯を知ることができる。

●どうしても診断のつかないとき試みること
 糖尿病患者(特に薬物治療を行っている例)で意識レベルの低下を認める場合、低血糖か高血糖かの診断すら困難な状況では中枢神経系の障害を最小限に抑えるため、血糖検査の準備と同時にひとまずブドウ糖の経静脈投与を行うことがある。

低血糖の診断
●緊急処置
 低血糖の処置は早いほどよい。砂糖15〜20gかグルコース10gを飲ませる。αグルコシダーゼ阻害薬を内服中の例ではグルコースを用いる。15分後に低血糖症状が持続していれば、同じ量を再度飲ませる。経口摂取が困難な例ではグルコースの静注(50%液20〜40ml)を行い、その後は血糖値と意識状態をみながら追加の静注あるいは輸液を行う。回復後は食事または1〜2単位の炭水化物を摂取させる。スルホニル尿素薬による低血糖は遷延性であるので、入院による経過観察が望ましい。

●診断のチェックポイント
【1】低血糖症状
発汗、振戦、動悸、不安感などの交感神経症状と、判断力低下、眠気、意識障害、痙攣、昏睡などの中枢神経症状とがある。通常60mg/dl以下を低血糖とする。しかし、高血糖が長期間続いていた糖尿病患者では、比較的高い血糖値で交感神経反応が発現する。逆に低血糖を頻発している患者では、交感神経症状を欠いたまま意識障害に陥る無自覚性低血糖の状態となる。
【2】身体所見
顔面蒼白で皮膚は湿って冷たく、散瞳、動悸などの交感神経症状を認める。意識障害は、重症低血糖では痙攣や昏睡をきたす。神経学的には錐体路徴候が多いが、時に片麻痺をきたし脳血管障害との鑑別を要する。小児では落ち着きのなさや反抗的態度がみられることがある。

●低血糖をみる疾患と頻度
【1】医原性低血糖
@低血糖の大部分は糖尿病治療に伴って引き起こされる。インスリンによるものが最も多く、次いでスルホニル尿素薬が多い。ナテグリニドも低血糖の原因となる。
Aβ-遮断薬は肝疾患や心不全のある患者で低血糖をきたすことがある。サリチル酸も低血糖を引き起こすことがある。抗不整脈薬のジソピラミドとシベンゾリンは、高齢者や腎不全患者で低血糖の原因となる。
【2】飲酒による低血糖
栄養不足とアルコールによる糖新生障害が相まって引き起こされるもので、グルカゴン注射にはほとんど反応しない。
【3】内分泌疾患
インスリノーマは空腹時低血糖による意識障害や異常行動をきたすが、交感神経症状には乏しい。インスリン自己免疫症候群は反応性低血糖をきたすことが多い。インスリン受容体抗体は糖尿病をきたす場合と低血糖をきたす場合とがある。インスリン以外のホルモンでは、コルチゾール不足による低血糖が重要である。特にACTH単独欠損症は低血糖を初発症状とすることが少なくない。
【4】肝・腎疾患
肝硬変や肝癌で低血糖がみられることがあり、肝性脳症と鑑別を要する。腎不全では腎における糖新生が減少するうえ、インスリンや経口血糖降下薬のクリアランスが低下するため低血糖をきたしやすくなる。
【5】代謝異常症
肝型糖原病、ガラクトース血症、遺伝性フルクトース不耐症などの代謝異常症は、小児の低血糖の原因となる。
【6】反応性低血糖
反応性低血糖は胃切除を受けた患者に特徴的な病態である。特発性反応性低血糖は軽症2型糖尿病などでみられることがあるが、かなり稀な病態である。

●鑑別のポイント
【1】糖尿病患者の低血糖
糖尿病患者では高血糖による昏睡との鑑別が必要になる。低血糖では高血糖による昏睡に比べて意識喪失が急速に起こる。家族への問診が重要である。身体所見では顔面蒼白、冷汗などの交感神経症状に着目する。糖尿病患者の昏睡のなかで、頻度が最も高く緊急処置を要するのは低血糖昏睡であるので、もし診断に手間どるときは、とりあえずは低血糖としてグルコース静注を行ってもよい。
【2】インスリノーマ
血糖値が45mg/dl以下でインスリン値が3μU/ml以上のときはインスリノーマの疑いがあり、5μU/mlを超えればさらに可能性が高い。尿ケトン体が陰性であり、血中3-ヒドロキシ酪酸も正常範囲である点が飢餓による低血糖と異なる。血中Cペプチドを測ることにより、インスリン注射による低血糖と鑑別できる。
★☆   BS(グルコース 血糖)とは?
COPYRIGHT(C)2009 江副クリニック ALL RIGHTS RESERVED.