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こどものよくある病気 |


急性喉頭炎 |
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詳細説明 |
急性喉頭炎のポイント
●急性喉頭炎はどんな病気か?
喉頭とは、空気の通り道である気道の一部で、首の真ん中にある器官です。その一部がのど仏として触れます。喉頭は
声帯を振動させて声を出す発声機能と、食べ物をのみ込む時にむせないようにする嚥下(えんげ)機能をもっています。
急性喉頭炎とは、喉頭の粘膜に起こる急性の炎症です。かぜの部分症状として現れることもありますが、鼻炎、副鼻腔炎
(ふくびくうえん)、扁桃炎(へんとうえん)、咽頭炎(いんとうえん)などを合併することもあります。
●急性喉頭炎の原因はなにか?
パラインフルエンザウイルス、アデノウイルス、インフルエンザウイルス、RSウイルスなどの感染や、A群溶血性連鎖球菌
(ようけつせいれんさきゅうきん)、肺炎球菌、ブドウ球菌、インフルエンザ球菌などの感染が多くみられます。感染以外の原因
としては、声の酷使、たばこの煙の吸入などがあります。
●急性喉頭炎の症状の現れ方は?
声がれ(嗄声(させい))、乾いた咳(せき)、のどの乾燥感、異物感などが急性喉頭炎の症状です。鼻炎、副鼻腔炎を合併
した場合は鼻汁や頭痛、扁桃炎や咽頭炎が合併した場合はのどの痛みや発熱などの症状を伴います。またこれらの症状
に続いて、急性喉頭炎の症状が出てくることもあります。
●急性喉頭炎の検査と診断は?
間接喉頭鏡検査や喉頭ファイバースコープ検査で喉頭を観察することで、容易に診断できます。喉頭の粘膜が発赤し、
声帯も赤くはれている像がみられます。
●急性喉頭炎の治療は?
消炎薬や鎮咳薬(ちんがいやく)が投与されますが、細菌感染が疑われる場合は抗生剤の投与が有効です。多くの場合、
数日から数週で治ります。抗生剤やステロイドホルモンなどをネブライザー吸入する治療も行われます。声がれを伴う場合は、
発声を制限すると声の改善に有効です。
●急性喉頭炎に気づいたら 注意点は?
安静にして声をなるべく出さないようにします。たばこやお酒も慎みます。症状が重い時や、3日以上以上の長期にわたるよう
であれば、かかりつけ医を受診してください。
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急性喉頭炎 急性喉頭炎の診断と治療のポイントを説明します
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